■ 知床ルールについて |
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昨年、知床が世界自然遺産に登録され、我々道民にとって新たな誇りが出来、大変嬉しく思っています。登録された時から「知床ルール」という言葉を聞きますが、どういう意味なのですか。
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世界の宝となった「知床」を、道民はもとより国民で守り育てていこうとするため、国や道、更には地域で新しいルールづくりをしようとしているものです。
まだ出来上がっておりませんが、ルール作りに於ける基本的な視点は”自然と人間が共生する中で、地域経済活性化するルール”ということです。自然を必ずや保護する一方で、そこに暮らす人たちの環境整備を進めながら、地域経済の活性化にもつなげていこうとする理念が前提にあります。
現在、環境省や道庁とも協議しながら、具体化に向けた体制づくりにも努力しているところですが、やはりそこに住む人々の意向が何よりも大切です。今後も皆さんと十分に議論していきたいと考えております。
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■ 道路の除雪情報について |
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冬の道路の除雪や排雪などについては、道路の管理が国、道、市町村に分かれているため、こうした情報がばらばらで、非常にわかりにくいです。道民の安全安心の生活のためには、異常気象時の道路情報がわかりやすく聞こえてくることが大切なのではないでしょうか。
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ご指摘の通り、国、道、市町村の道路上の管理区分に関わらず、冬の大雪などの情報は、関係機関が連携しながら一元化し、道民に迅速にわかりやすく情報発信すべきと考えています。
現在、道州制特区の議論の中で、道庁では「地域一体型除雪・防災プラン」を国へ提案しているところです。これは、国と道の気象や河川、更に道路情報を一元化し、共有することで、迅速で効率的な除雪体制の確立などを目指しているものです。
このような取組を進めながら、地域住民や道路利用者にわかりやすい道路情報を発信できるシステムづくりを、国や道に働きかけて参ります。
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